アールイー不動産で不動産を取得されたお客様が、どのような経緯で物件を決め、購入に至ったのかがわかる事例の数々をご紹介します。

- PROFILE
- 渋谷区
- M様(40代)
- 職業:会社経営
- 家族構成:4人家族
- 年収:1400万円台
- 購入物件:渋谷区土地
- 購入価格:10000万円台
渋谷の土地を購入されたMさん、ハウスメーカーさんからの紹介でした。
毎月、「建築条件なし売地情報」誌を月末に住宅展示場に配布しています。都心・城南地区の売地情報です。物件掲載件数は、約700件くらい、毎日コツコツ、入力し、製本前に全物件のある・なしのクリーニングをし、配布するのです。住宅展示場には、土地なしのお客さんが、約5割近く、見学に来ます。土地さえ見つかれば、お客さんもハウスメーカーさんも家を建てられます。
で、配布してすぐにあるハウスメーカーの営業マンの方から問合せがありました。お客さんの要件にピッタリだと。早速、販売図面、測量図を送り、Mさんは、現地をご覧になり、購入申し込みをしたいとのこと。プランもラフで入れ、予算内とのことでした。
土地の出し値は、10800万円、相場より高めでした。Mさんのオファーは、10000万円ジャスト、キャッシュです。売主は、OKを出しません。合意するぎりぎりのラインは、10300万円でした。Mさんもちょっと、待ちましょう、売主さんも考え直すかもしれないから、ということで、1週間ほど、時間を置きました。
売主さんも一歩も譲りません。実は、この売主さん、女性の方で、ご主人を早く亡くし、先妻のお子さん2人とご自身のお子さん2人の子供4人を育て上げたなかなかの人物です。売却の理由は、自宅を売り、マンションを購入したいとのことでした。見る限り、元付け業者が、売主にいいように引きずりまわされている様子でした。
結局、10300万円で合意、Mさんの奥さんがお子さんの事を思い、学区限定で探していたため、ご主人も折れたという感じでした。めでたく、契約という運びになったのですが、契約の際、売主さんが、「買い替えで、新しいマンションが見つかったら、先に残金を入れてくださる?」という主旨のことをおっしゃったのです。
Mさんは、初めての不動産購入、近隣ということもあり、ついあいまいな返事、それを聞いて私たちは「いえ、引渡時の残金決済です」とお答えしました。
売主さんは、買い替えで、買い替え先の決済が終わらなければ、引越しは出来ないのです。売却しなければ、資金的に買えないので、自宅の売却の資金が先に欲しいのです。気持ちは、よく分かりますが、物事には、ルールがあります。
さて、土地の境界線確認、私道の通行許可、掘削許可もそろい、いざ、決済という段になっても、引越し前に残金をもらえないか、という話が再燃しました。
本来であれば、売主さんが、荷物をトランクルームなり、引越し業者に2、3日保管してもらい、しばらく、ホテルにでも泊まり、決済のお金で新規購入した住まいの残金清算をし、引っ越すというのが、筋。
でなければ、所有権移転と中間金、残置物の撤去で残金という、覚書を交わし、実行する。または、買い替え先がたまたま、売主業者だったので、便宜をはかってもらう、という2,3案でした。わずかな、お金を惜しみ、名を汚すという感じでした。
元付けは、売主さんをコントロールする力もなく、言いなり、という具合でした。そもそも、そんな筋の通らない話、または、正式な書面を交わさない話、もしくは、互いのメリットを共有する提案がない事を、一方に持ってくるのは、仲介の恥です。いくら心情は分かるとしても、常識というものがあり、依頼者のリスクを避けるのが私たちの仕事です。引渡時は、Mさん、ハウスメーカーさん、私どもで入念に残置物がないかのチェック、取引の仕方、対応の仕方に人柄は出るものだと思いました。
ちなみにMさんの弟さんが、司法書士をなさっており、登記もされたのですが、取引の一部始終をご覧になっており、その後、ご自身の得意先の社長の自宅探しに私たちをご紹介いただきました。
お客さんの側に立って、当たり前の事を当たり前のようにやったのですが、なかなか最近は、当たり前のことが出来ない仲介が多いそうです。くれぐれもそんな仲介にあなたが出会いませんように。それと、基本的には、売主さんは、個人にしても法人にしてもごつい人が多いので、交渉力のある仲介人をお選びになりますように!
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